川西ストーリー②老舗と呼ばれるまで、川西で〘割鮮Nampuもとき〙

川西市、割鮮Nampuもとき

笑いが絶えないお二人が営む、もとき

九州男児。真っ白な調理服に身を包む料理人のご主人と、デコレーションケーキを代表とするスイーツ工房も営む奥様。
二人三脚で営むお店の料理は、食材選び、器、調理、しつらえのすべてが丁寧で、目も舌も楽しませてくれる本格派。
でもお店の雰囲気は堅苦しくなく、家のようなあたたかさを感じるのは、きっと二人の雰囲気から…。
いつもにこにこと微笑むおふたりがつくる、「もとき」の川西ストーリーをお伺いしました。

川西の地での開店のきっかけは?

画像1川西は、妻が生まれ育った街。
そもそも鹿児島出身の私は、大阪で料理の修行をし、料理人としてのキャリアを積み、川西に居を構えてからは尼崎・西宮・猪名川・川西と職場を移してきました。
和食ベースの店をしたいと思っていたのにあわせ、川西には「鹿児島にルーツを持つ方が多い」ということに気付き、懐かしくもあり、それ以外の方には珍しいであろう、鹿児島郷土料理の店をやることに決めました。

立地については、駅から少し距離があり、数年空いていた店舗でしたが、3世代、4世代が楽しめる空間の広さに、私自身惹かれるものがあり、思い切ってこの場を選びました。

「もとき」が大切にしていること

画像4うちの店では、私が自ら生産者様の元を訪れて選んだ、故郷・鹿児島の食材・調味料を使っています。そして、和食で培った技術で、心を込めた一品を食べていただきたいと思っております。

 

 

 

これからのお店のありかたー将来に向かってー

画像2飲食店は、美味しい料理を出すだけではなく、「大切な人と喜びや安心感を共有する空間でありたい」と思います。
頑張って「老舗」と呼ばれる店となり、様々な世代のお客様に、来店いただけるようなお店作りをしていきたいと思います。

 

2020-新型コロナウイルス感染症によって気付いたこと

多くの方に応援してもらっているということを、実感しました。
「もとき」がオープンして2年半。
客足が少なく、どう乗り越えようかと、幾度も悩んだ時期もありましたが、徐々にお客様も増え、「今年はもっと沢山の方に、楽しんでもらえる店作りをしていこう!」と、話をしていました。

そんな矢先の、コロナによる営業自粛。
売上が半減し、どうやって乗り越えようか悩みに悩みました。
そんな時、心の力になったのが「お客様の応援の声」。

「大変な時ですねー。私も大変やけど頑張ろな!」
「中で食べたいけど、今日はお弁当にする。またお店に食べに来たいわ!!」
「早くまたここで飲みたいな!」
「お店が空いているだけで安心する。また来ます!」

沢山の方の応援メッセージを受け取り、心温まる言葉にとても力をもらいました。

沢山の方に助けられている今、改めて、
「食の提供」✕「喜びや安心感を共有する空間でありたい」と言う気持ちが強くなりました。

また楽しんでいただけるお店を、続けていきたい!と言う目標をもち、
来週からは徐々に店内営業も初めて行こうと準備しています。

画像3

インタビューありがとうございました〘編集者より〙

お伺いしたのは、まさしく新型コロナウイルス自粛営業の真っ最中。
しかし、お店の前は「こんなときこそ、元気を出しましょう!」と言わんばかりの楽しい装飾がいっぱい。
車で前を通っても、「頑張ってるなあ、よし、私も頑張ろう」
そんな風に思いました。

いよいよ店内営業もまもなく再開(2020.5.15現在の記事です)
もときで、旨し酒とお料理を味わえる日が待ち遠しいですね。

ランチは5月20日(水)から、ディナーは5月26日(火)から店内での営業が再開です。

割鮮 Nampu もとき
ぐるなび
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▼奥様が営むデコレーションケーキ専門工房 『菓乙理』

 

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